交通事故弁護士 [公開日]2018年5月25日[更新日]2024年8月6日

失敗・後悔しない!おすすめの交通事故に強い弁護士の選び方

ホームページを持つ弁護士事務所が増えたこともあり、ネット検索により手軽に多くの弁護士情報を手に入れられる時代になりました。
しかし、検索でヒットする弁護士が多すぎて「選び方が分からない」という方もいらっしゃるかと思います。

そこでこのコラムでは、ランキングサイトに騙されない、本当の意味で「交通事故に強い弁護士」の選び方をご紹介します。
弁護士選びで失敗・後悔したくないという方は是非ご覧ください。

1.「交通事故に強い」弁護士とは?

「交通事故に強い」「交通事故専門(特化)」「有能弁護士」というフレーズを目にしたことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
では、実際にどんな弁護士が「交通事故に強い」と言えるのでしょうか。

(1) 交通事故の解決実績が多い

弁護士が活躍するのは、交通事故や債務整理から、相続や刑事事件、離婚、企業法務、労働問題などまで様々なフィールドがあります。

弁護士1人でカバーするには、余りにフィールドが広すぎるため、弁護士にも得意不得意があり、交通事故についても不得意な弁護士が存在します。

そのうえ、交通事故問題をに解決するには、司法試験勉強で得た知識では全く足りず、むしろ実務の知識が重要です。弁護士事務所の「経験値」が結果を大きく左右し、不慣れな事務所に依頼すると、医師との連携や保険会社との交渉などが上手く運びません。

弁護士が交通事故に強いと言われるためには、実務の知識を活かして勝ち取った豊富な解決実績が欠かせません。

そこで、注目すべきは、交通事故の解決実績数と解決事例です。事務所によっては、具体的な解決事例を掲載しているサイトもあります。

ご自分と似たケースを解決しているか探してみるといいでしょう。

泉総合法律事務所の解決事例へ

(2) 医学的な知識が豊富

事故の怪我で後遺症が残った場合に、後遺障害の認定を受けることができれば、後遺障害慰謝料や逸失利益を請求することができます。

後遺障害慰謝料や逸失利益といった損害賠償額は認定される等級により変わるため、適正な等級に認定されることで、損害賠償額が大きく増額される可能性があります。

後遺障害認定では、審査はすべて書面で行われるため、医師が記載する後遺障害診断書等が重要になり、画像所見があるかないかにより認定される等級に差がつきます。

弁護士に医学的知識があれば、後遺障害認定を受けるために必要な検査や、後遺障害診断書の内容について適切にアドバイスをすることで、より適正な等級に認定される可能性が上がります。

交通事故に強い弁護士には、適切に後遺障害認定のサポートをするための医学的知識が欠かせないのです。

[参考記事]

交通事故の後遺障害診断書|書き方のポイント・記入例

(3) 過失割合を適正化できる

示談では、過失割合が争点の一つになることが多々あります。被害者にとっても過失割合によって、損害賠償額が相殺されてしまうため、大きな関心事であることに間違いないでしょう。

交通事故に強い弁護士は、過失割合を適正に是正することができます。過失割合についての裁判例や過失割合の修正要素を保険会社より熟知しているからです。

素人相手には百戦錬磨の保険会社であっても、弁護士相手では、敵いません。

[参考記事]

交通事故の過失割合|もめる・ごねる相手に納得いかない場合の対処法

(4) 弁護士費用の体系が明確で透明性がある

費用体系に不明瞭な部分が残る事務所では、後から説明されていない費用を請求されてしまう可能性もあります。

どのような費用が発生し、自分に発生する費用はいくらくらいなのか、費用倒れにならないか、など料金体系について事前に明確に説明してくれるのも交通事故に強い弁護士に欠かせない要素です。

[参考記事]

安くするには?交通事故の弁護士費用相場と費用倒れになるパターン

2.交通事故に強い弁護士を探す際の注意点

上記のような交通事故に強い弁護士を探すには、ネット上の弁護士事務所のサイト情報や、弁護士ポータルサイト、実際に弁護士に依頼した知人・友人の口コミなどが役立ちます。

一方で、弁護士を探す際の注意点もあります。

(1) 「全国対応」と「地域密着」とどちらを選ぶべき?

「全国対応」「地域密着」のどちらの弁護士事務所が良いのか?と悩む方も多いでしょう。

お住まいの地域に交通事故に強い弁護士がいるならば、直接事務所に赴くことができるため、その事務所に依頼するのも一案です。
一方、「全国対応」を謳う弁護士事務所は、多くの場合、全国のいろいろなところに拠点を構えています。

こうした全国対応の弁護士事務所では、事務所間で交通事故の内容や交渉のノウハウを共有しており、それを元に依頼者にとってベストな方法を探っていくことができます。

さらに、全国対応の事務所には弁護士も複数在籍しているため、事務所内で「医学的な知識のある弁護士」や「後遺障害認定に強い弁護士」など、事故や怪我の状況によってその分野のエキスパートが担当してくれるでしょう。

「全国対応」「地域密着」問わず、交通事故の経験が豊富で実績のある事務所に依頼をすることが重要です。

[参考記事]

交通事故の解決で評判・口コミの良い弁護士の特徴とは?

(2)ネット上の弁護士ランキングは参考になるのか

ネット上には、「東京の交通事故弁護士ランキング」「神奈川の交通事故に強い弁護士ランキング」など、弁護士事務所のランキングサイトが数多く存在します。

しかし、こと交通事故事案については、この弁護士事務所ランキングによって事務所を選ぶことはお勧めしません。
と言うのも、どのような評価基準でランキングしているかが曖昧だからです。

交通事故事案では、「後遺障害で適切な等級を獲得できたか」「適正な過失割合を認めさせたか」「裁判でどれだけ被害者側の主張を余すことなく主張できたか」といったことを通じ、最終的に損害賠償金をどれだけ獲得したかで弁護士を評価しなければなりません。
しかし、ネット上のランキングはこれらを考慮しているとは考え難いです。

また、弁護士選びは相性も大切です。ランキングを鵜呑みにせず、最終的にはご自分の目で判断するのが、弁護士選びで失敗しない・後悔しない最も有効な手段です。

3.交通事故に強い弁護士の選び方

インターネット上の事務所情報や知人・友人の口コミから依頼したい弁護士候補を数名ピックアップしたら、次はいよいよどの弁護士に依頼するかを選ぶ作業です。

交通事故に強いと言える弁護士の中でも、被害者が依頼すべき弁護士はどのように選べば良いのでしょうか。

候補の事務所が見つかったら、依頼前に必ず相談してみることが大事です。
特に、交通事故に力を入れている弁護士事務所では、初回の相談は無料にしていることが多く、これを利用しない手はありません。

実際に弁護士に相談するときには、次のことに注意してみてください。

(1) 弁護士が親身になって話を聞いてくれるか

交通事故に強い弁護士には、確かに知識やノウハウが必要です。

しかし相談者・依頼者の話を聞き、不安を取り除くことも弁護士にとって大切な業務の一つです。相談者に向き合わず一方的に話をするような弁護士では不安が残ります。

無料相談時から親身になって誠実に話を聞いてくれる弁護士であれば、安心して解決までを任せることができるでしょう。

(2) 弁護士を信頼できるか・人柄が合うか

実際に弁護士と話をした後に、あなたにとって「信頼できる」と感じられることが何よりも大切です。説明が分かりやすいか、質問に丁寧に答えてくれるか、手続きのデメリットやリスクまでしっかりと教えてくれるか、などをチェックしておきましょう。

担当する弁護士とは、交通事故案件の解決まで長期にわたり関わっていきます。
その弁護士と話していて「この人で本当に大丈夫だろうか」「気が合わなそうだ」と感じるようでは、心から納得のいく解決は難しいとでしょう。

相談してみた結果、「この人なら任せられる」と思える弁護士に依頼するようにしましょう。

4.交通事故の弁護士費用相場について

弁護士に依頼する際に被害者の方が最も気になるのは弁護士費用の相場ではないでしょうか。

弁護士費用は、相談料・着手金・報酬金などに分かれ、その金額は弁護士事務所によって決められているため様々です。事案によって金額が変動するケースも多いのが実情です。

そのため、あくまで目安となりますが、弁護士費用の相場を知りたい方は、以下を参考にしてください(税込)。

  • 相談料:5,500円~11,000円/30分〜1時間(無料のケースも多数)
  • 着手金:110,000円〜(交通事故の示談交渉の場合。無料のケースもあり)
  • 報酬金:「経済的利益」の11%+約22万円

相談に出向いた際には、費用について納得できるまで質問し、ご自分のケースではいくらになるのかを見積もってもらいましょう。

泉総合法律事務所の費用について

5.交通事故を弁護士に依頼するメリット

結論から言えば、多くの交通事故案件は弁護士に相談・依頼すべきです。弁護士に依頼をすると、被害者の方は以下のようなメリットを受けられるからです。

  • 保険会社との連絡や示談交渉を任せられる
  • 慰謝料が増額する可能性がある
  • 治療についてのアドバイスを受けられる
  • 後遺障害認定の申請をサポートしてもらえる

特に、加害者や保険会社に誠意が感じられない・対応に不満がある・提示された示談金が低く感じる、というような時には、できるだけ早く交通事故問題の実績の豊富な弁護士に相談することをおすすめします。

一方、物損事故や軽微な人身事故である場合には、弁護士に依頼しても思うほどの増額が見込めないケースがあります。

とはいえ、このような場合は弁護士がしっかり説明をしてくれます。まずは無料相談をしてみることをおすすめします。

6.交通事故を弁護士事務所に依頼して後悔しないために

このように、交通事故案件は、多少遠方であってもノウハウを多く持つ「交通事故に強い弁護士」へ依頼するのがおすすめです。

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交通事故案件の解決に力を入れている弁護士が、最後まで誠意を持って問題解決のお手伝いをさせていただきます。

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