高次脳機能障害を負った主婦が1800万円の賠償金を獲得、過失割合を無過失に
円
賠償金 | 1,110万円→1,800万円690万円増額 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級8級 |
症状 | 外傷性嗅覚障害 |
受傷部位 | 頭部(脳)、顔、背骨・体幹骨 |
治療期間/受任時の治療状況 | 1年5か月/治療終了 |
争点 | 示談金増額、後遺障害等級認定、過失割合、示談交渉 |
解決方法 | 示談交渉 |
過失割合 | 25%→無し |
事故発生状況
Aさんが、交差点の左側の横断歩道を歩行横断中に、前方から右折してきた軽自動車に衝突されたという事故です。その結果、Aさんは、脳挫傷、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折などの重傷を負いました。
ご相談いただいた背景
Aさんは、脳挫傷などの重傷を負いましたので、相手方保険会社も非情な治療打ち切りなどの対処はしてこなかったようです。治療終了後、後遺障害は併合8級が認定されました。高次脳機能障害にて、重い等級が認定されました。その後、Aさんご本人とそのご家族にて示談交渉を行うことに不安を感じていたということで、ご相談いただきました。重い等級の示談交渉の場合、ご本人で行うのと弁護士が行うのとではかなりの差が出るため、ご依頼を受けることとなりました。
結果
当事務所介入前における提示額1、100万円、およびAさんの過失割合25パーセントという保険会社主張に対し、当事務所介入後、Aさんの過失を0パーセントにすることに成功し、賠償金としては1800万円獲得できました。
解決のポイント
~歩行者の権利、高次脳機能障害~
被害者であるAさんは、横断歩道上の歩行者でした。しかし、相手方は75:25(加害者:被害者、以下同順)の過失割合を主張してきました。裁判外ですので、多少の譲歩を強いられるリスクはありましたが、原則的に100%保護されるべき横断歩道上の歩行者の権利を護るべく、相手方主張に対して論拠をもって一つ一つ丁寧に反論し、排斥しました。
最終的には、100:0でまとめることができました。また、高次脳機能障害で等級認定されましたが、この後遺障害の場合、訴訟になると等級が下がる可能性もあるため、自賠責保険により認定された8級をベースに、しかも過失割合100:0でまとめることができたのは、結果的には大きかったかと思います。
~弁護士特約、賠償金~
弁護士特約にご加入の方でしたら、ご加入の保険会社が原則300万円(契約内容によるかと思いますので、ご加入の保険会社にお問い合わせください。)まで、弁護士費用を負担してくれますので、実質、弁護士費用を心配することなく、ご依頼が可能です。
また、弁護士特約にご加入がない場合、当事務所では、着手金はいただいておらず、解決後、獲得した賠償金の中から弁護士費用をいただくこととしていますので、初期費用はかかりません。交通事故被害でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。