20代アルバイト男性 後遺障害10級を獲得した事例
提示される前の
ご依頼
円
賠償金 | 提示前→2,800万円2,800万円獲得 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級10級 |
症状 | 股関節脱臼骨折 |
受傷部位 | 下肢 |
治療期間/受任時の治療状況 | 約1年6ヶ月/治療中 |
争点 | 示談金増額、後遺障害等級認定、過失割合、示談交渉 |
解決方法 | 示談交渉 |
過失割合 | 5% |
事故発生状況
ご依頼者がバイクに乗り、十字路を直進するために走行していると、対向車線から進行してきた自動車が右折をしてきて衝突した事故。
ご相談いただいた背景
骨折を伴う重傷で、股関節等の後遺障害が見込まれるほどの傷害を負ったため、適正な賠償を受けられるかご不安でご両親が相談に来られました。
ご本人は入院中のため、最初の相談には同席できなかったので、後日、弁護士が入院先の病院に赴き、ご本人・ご両親とともに法律相談を行いました。
結果
治療終了後の後遺障害等級調査では、ご依頼者の身体に残存してしまった障害に見合う等級認定を受けることができました。
そのうえで、相手方保険会社に対して、損害賠償の請求を行いました。
まず、後遺障害慰謝料について、後遺障害等級10級の基準となる金額に加えて、将来的にも定期的な治療を余儀なくされる障害が残存したことを医療記録とともに主張したところ、本来の基準よりも1割増額した金額の賠償を受けることができました。
次に、逸失利益について、ご依頼者が20代半ばで若年者であることから、今後、収入が増額する可能性が高いと主張し、事故前の年収よりも高額に基礎年収を算定して、請求をしました。
当初の相手方保険会社の回答では、事故前の年収を上回る基礎年収を認定したものの、それでも不十分な額であると考えられたため、交渉を継続したところ、更に増額した金額を基礎年収として、逸失利益を獲得することができました。
また、バリアフリー化のために行った自宅の改造工事費用については、当初、相手方保険会社は全額を損害として認めなかったが、交渉の末、一部については賠償を受けることができました。
過失割合についても、本件独自の事故状況にあることを主張し、基本割合よりも10%、ご依頼者に有利な過失割合で示談をすることができました。
解決のポイント
本件では、将来にわたる長い期間、障害により不自由な生活を余儀なくされるご依頼者の負担に十分見合う補償を受けるため、粘り強く交渉をしました。
そして、上述のような交渉の末、相手方保険会社の弁護士との交渉当初の回答額から300万円以上の増額を得ることができました。