人身事故 [公開日]2018年5月14日[更新日]2020年6月16日

交通事故を繰り返す!?交通事故を起こしやすい人の特徴とは。

仕事やお出かけに際して、車を使う方は多いと思います。

ドライバーの中には、交通事故を何回も起こして警察に捕まるような人がいる一方で、交通事故とは全く無縁という人もいます。
また、不運にも交通事故に巻き込まれたことがあるという方も多くいらっしゃると思います。

交通事故を起こす人は、多くの場合、一定の共通した傾向や特徴があります。

交通事故を起こしてしまった場合、その事実を反省するだけではいけません。以降事故を起こさないようにするためにも、事故を起こしてしまった要因を、自分自身が理解する必要があります。

また、自分は大丈夫だと思っていても、交通事故を起こしてしまう可能性があります。そして、たった一度の間違いで他人を大きく傷つける可能性があるのが交通事故です。

この記事では、交通事故を起こしやすい人の特徴をご紹介していきます。また、事故を起こさないように注意すべきことも紹介していきます。

1.事故を起こしやすい人の特徴

事故を起こしやすい人は、もちろん、運転技能に問題がある場合もあります。
しかし多くの場合、性格的な部分にも問題を抱えていることが多いのです。

ここでは、性格的な部分にフォーカスを向けて、どのような性格の人が事故を起こしやすいのか考えていきます。

(1) 感情の起伏が激しい

ちょっとしたことで怒ったり、気分が沈んだりするような人は要注意です。

運転中に怒りや悲しみなどの感情が切り替わると、感情に囚われて冷静な判断を下すタイミングが遅れてしまいます。

運転中は自分の心の中よりも、自分の車の外の状況へ気を向けなければいけません。

(2) せっかち・すぐイライラする

自動車の運転は危険が伴うため、落ち着いて行わなければなりません。せっかちであったり、すぐイライラしてしまったりする人は、そのせいで落ち着きを失いがちです。

運転中は、他のドライバーの運転で思ったように進めないこともあるでしょう。また、信号待ちや左折右折でも待ち時間が発生します。

このような外部の環境に誘発され、イライラしてしまうと、判断力の低下や乱暴な運転に繋がることがあります。できるだけ冷静さを保つよう意識する必要があるでしょう。

また、運転をしていると、他のドライバーの無理な割り込みなどの乱暴な運転や、いわゆるあおり運転に怒りを覚えることもゼロではないでしょう。

相手のひどい運転にカッとなって、報復しようと考える人もいるかもしれません。
そのときに行われる運転は安全運転とはかけ離れたものであり、事故につながる危険性が高いです。

あおり運転の対策・対処法!時には重大事故になる可能性があります

[参考記事]

あおり運転の対策!通報で後日対応はしてもらえる?

(3) 自己中心的

道路には多くのドライバーがおり、それぞれの目的に従って自動車を運転しています。
急いでいるドライバーもいれば、赤ちゃんが乗っているなどの理由で速度を上げないドライバーもいます。

しかし、自分の思い通りに運転ができないと気が済まないという性格の方もいます。

そういった人は、交通違反をするなど自分本位の運転をしがちになります。

この結果、他のドライバーから見ると予測不能な運転をしてしまい、事故を起こしてしまう可能性があります。

(4) 些細なことが気になる

運転には細心の注意が必要ですが、「細心の注意」と「些細なことを気にする」のは全く違います。

些細なことを気にするとは、「運転に関係のないことが気になって運転に身が入らないような状態」と言い換えてもいいでしょう。

「天気が崩れそうなのが気になって空ばかり見てしまう」「携帯電話が気になったり、同乗者との会話に熱中したりしてしまう」など、運転途中であるにも関わらず、運転以外のことを気にしてしまう人がいます。

このように、集中力が欠如した状態が続くと、いざというときの反応や判断が遅れ、事故を起こすおそれがあります。

(5) 几帳面さに欠ける

車の運転には確認すべき項目が多いですが、几帳面さに欠ける人はその確認が疎かになりがちです。

例えば、駐車時にサイドブレーキをかけたかどうかの確認を忘れる、標識を見誤って一方通行を逆走する、安全確認を怠って交差点を右折・左折する等の危険な運転をしてしまいます。

さらに、車内の整理整頓をしないでいると、ブレーキペダルの下に物が転がりこむなどして適切に停車ができず、他の自動車や歩行者に激突することがあります。

自動車の整備についても、几帳面さに欠ける人は疎かにしがちです。満足な整備がされていない自動車に乗り続けると、エンジントラブルが発生し、それが事故の引き金になることもあります。

(6) 余裕がない

車の運転は、複数の行動を同時に行うことが多いです。

運転は、手でハンドルを操作し、足でアクセルやブレーキなどを操作します。
その間、目は手元や足元を見ているわけではなく、車外の状況の確認に追われます。

余裕がなかったり、運転中に過度に緊張したりしてしまう人は手や足の操作で心がいっぱいになってしまい、周囲の確認が疎かになることがあります。

2.事故を起こさないためにすべきこと

交通事故を起こしやすい人の性格をご紹介してきましたが、性格は簡単に変わるものではありません。

ここからは、事故を起こさないように心がけるべきことをご紹介していきます。

(1) 速度を抑える

当たり前の話ですが、速度を出せば事故の可能性が高くなります。

無理な追い越しなどでスピードを上げたことで起こる事故もありますし、速度を上げすぎてコーナーを曲がりきれずに起きる事故もあります。

速度を抑えれば避けられる事故は多いので、道路の交通状況などを考えつつ、意識的に速度を抑えましょう。

また、速度と共に車間距離にも気を付けましょう。万が一、スピードを出しすぎてしまっても、長めの車間距離があれば事故を予防できます。

(2) 周りの状況を十分に確認する

自動車教習所では、周りの状況の確認を徹底的に指導されたと思います。周囲の状況がわかれば、多くの事故を避けることができます。

例えば、危険な運転をしている車をいち早く察知できれば距離を取ることができますし、左後方から二輪車などが接近しているとわかれば左折時に巻き込むこともなくなります。

状況の確認ができれば判断や対応が早くなるので、ぜひ心がけてください。

(3) 簡単に怒らない

運転をするときは、冷静でいることが大切です。
無理な割り込みや追い越しをされたり、進路妨害をされたりすると、イラッとすることがあります。

しかしこういったときに怒ってしまうと、冷静さを保てず視野が狭くなり、事故のきっかけになることがあります。

事故を起こさないためには、車のコントロールだけではなくメンタルコントロールも大切なのです。

(4) 自分のペースで運転する

自分の運転技術を見せびらかすために無理な速度で運転する人や、追い越しをした相手を追い越し返そうと速度を上げる人がいます。
そういった運転は速度超過を招き、事故の原因になりかねません。

無理な速度を出さず、自分にあったペースで運転することが事故を回避するうえで重要です。

3.交通事故に巻き込まれた人は弁護士へ相談を

運転スキルは、若者・高齢者(お年寄り)、男性・女性、誰しも一様ではありません。
しかし、メンタルのコントロールにより、防げる事故もあるのではないでしょうか。

何回も交通事故を繰り返す…という自覚がある方は、今回の記事を是非参考にしていただければと思います。

一方、中には自分の落ち度が全くないのに、交通事故に巻き込まれてしまう方もいます。もらい事故はその典型と言えるでしょう。

[参考記事]

もらい事故と弁護士|損しない!泣き寝入りしない対応方法

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