20代男性、右足舟状骨骨挫傷などにて後遺障害12級13号認定→550万円を獲得
[事例76]
ご依頼者様
20代男性
(その他)
保険会社の提示額
ご依頼後
270
万円
560
万円
290
万
円
円
増額!
賠償金 | 270万円→560万円290万円増額 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級12級 |
症状 | 歯根破折、顔面挫創、右足舟状骨骨挫傷、 右足立方骨骨挫傷等 |
受傷部位 | 下肢 |
治療期間/受任時の治療状況 | 7ヵ月/治療終了 |
争点 | 示談金増額、過失割合、示談交渉 |
解決方法 | 示談交渉 |
過失割合 | 過失割合30%→20% |
事故発生状況
Aさんが自転車で交差点を直進通行中、交差点左方から交差点に直進してきた車と接触してしまった事故です。
ご相談いただいた背景
「示談金が妥当か知りたい。」「交渉前は過失割合が1:9だったのに、その後3:7だと相手方から主張されていて納得できない。」とのことで、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
結果
当初、保険会社が提示してきた金額270万円に対し、弁護士が交渉した結果、290万円の増額となる560万円で解決することができました。
解決のポイント
~後遺障害認定、過失割合、実況見分調書、醜状傷害、賃金センサス~
本件は、ご相談時点で、すでに後遺障害認定され、金額の提示も出ていた状態で、そのご依頼を受けたという事案です。
本件のポイントとしては、①交渉前、1:9だったのに、3:7主張をされたという過失割合の点、②逸失利益、③逸失利益の基礎年収などです、
① については、実況見分調書を確認したところ、基本3:7は変わらない様子でした。ただ、加害車のスピードなど、
資料上出てきた情報を元に交渉した結果、2:8にすることができました。
② については、醜状障害における等級が一番高いものでしたので、労働能力喪失期間が問題になりましたが、神
経症状の最大と同じ10年で収まることができました。
③については、基礎年収の点についての資料を提出することができませんでしたが、賃金センサスを基に交渉していった結果、ある程度の年収を資料なしで認めてもらえたため、②と相まって、かなり高額な金額を獲得することができました。
本件は、訴訟であれば、資料を厳密に求められる場合であっても、交渉であれば柔軟に解決ができるという好例だったと思います。