後遺障害併合11級|示談交渉決裂、紛争処理センターにて1,337万円獲得
提示される前の
ご依頼
円
賠償金 | 提示前→1,330万円1,330万円獲得 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級11級 |
症状 | 顔面挫傷、顔面切創、臀部打撲傷、頚部切創、 歯根破折等 |
受傷部位 | 顔、背骨・体幹骨 |
治療期間/受任時の治療状況 | 約10か月/治療中 |
争点 | 後遺障害等級認定、示談交渉、紛争処理センター |
解決方法 | 紛争処理センター |
過失割合 | 無し |
事故発生状況
トラックが普通乗用自動車に追突したところ、追突の衝撃によりその普通乗用自動車が反対車線まで押し出されました。
Aさんの乗る被害車輌(バイク)は、反対車線を走行し、事故現場である交差点に進入したが、押し出されてきた普通乗用車輌に正面衝突した事故です。
ご相談いただいた背景
事故から6日目にご来所いただきましたが、Aさんは縫合の痕跡が残るなど、痛々しい様子でした。
仕事が出来る状況になく、収入が絶たれてしまった状況の中、加害者側保険会社の対応が酷かったため、今後の賠償も含め長期間サポートしてほしいとのご希望がありました。
結果
示談交渉当初の加害者側保険会社の提示額から、最終的な解決金額まで約600万円の上積みに成功しました。示談交渉決裂時の加害者側保険会社の提示額と比較しても、紛争処理センターの利用により、さらに300万円超の上積みに成功できました。
逸失利益についても、平均水準の回収が行われたほか、画期的なことに、いわゆる赤本基準よりも高い水準での慰謝料の認定がなされました。
解決のポイント
物損については、領収証等の資料が見つからない中で、少しでも有利な支払いを受けられるよう、交渉を行いました。
人身については、通院の継続、皮膚移植を受けるか否かといった治療方針の検討、後遺障害診断書作成に至るまで、全過程で適宜のタイミングにて助言を差し上げることが出来ました。その結果、各診断書等に、適切な賠償が受けられるような記載を頂くことが出来たため、後遺障害の認定も、スムーズになされました。
その後の示談交渉においては、男性の外貌醜状を原因とする逸失利益など、従前から一般的に争点化しやすかったいくつかの部分で争いとなり、交渉が難航しました。
粘り強く交渉を継続したのですが、話し合いでの解決が困難となったため、過去の諸事例に照らし、裁判所ではなく交通事故紛争処理センターを利用することとしました。
受任直後から、将来的に慰謝料や逸失利益等について適正な損害賠償を勝ち取るため、諸事情のヒアリングの時間を長めにとりました。
被害者であるAさん御本人のみならず、ご家族からも、複数回の対面、電話による聞き取りを行いました。ある程度オープンに話したいことを話していただいたことで、紛争処理センターへ提出した書面に説得力が生まれました。
最終的には審査会にまで行くこととなりましたが、被害者家族全体で受けた精神的苦痛の数々を主張した結果、赤本基準以上の慰謝料の認定を受けることができました。
かなりの時間と労力を費やしましたが、その分、Aさんに相当な利益となりました。