過失割合で争うことを諦めトータル的に示談金を増額させることに注力
[事例166]
ご依頼者様
30代男性
(会社員)
保険会社の提示額
ご依頼後
700
万円
820
万円
120
万
円
円
増額!
賠償金 | 700万円→820万円120万円増額 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級11級 |
症状 | 前頭部挫傷、外傷性硬膜下血腫、後頭骨骨折、 下顎骨骨折、第2腰椎左横突起骨折等 |
受傷部位 | 頭部(脳)、顔、背骨・体幹骨 |
治療期間/受任時の治療状況 | 約10ヶ月(うち入院1ヶ月半)/治療終了 |
争点 | 示談金増額、過失割合、示談交渉 |
解決方法 | 示談交渉 |
過失割合 | 15% |
事故発生状況
Aさんがバイクを運転し交差点を直進したところ、対向車が右折をしてきてAさんに衝突した、いわゆる右直事故です。
ご相談いただいた背景
相手損保により提示された賠償金額が適切か相談にいらっしゃいました。
結果
受任から約3か月で約122万円増額されました
解決のポイント
本件では、過失割合につき争いがありました。
そこで、刑事記録を取り寄せました。こちらに有利な事故状況があれば、それを主張立証しようという考えからです。
本件では、交差点での事故でしたが、相手方の直近右折があれば、こちらに有利な過失割合に修正できる見込みがありました。
しかし、刑事記録を見ても、相手方の直近右折を裏付ける資料はありませんでした。
そこで、過失割合について争っても時間がかかるだけで、こちらに有利に修正される見込みがありませんでしたので、過失割合については争わず、示談しました。
このように、争っても、こちらに有利になる見込みがない場合には、争うことは、時間を浪費するだけですが、一般の方は、有利になる見込みがあるのかないのかの判断がつかないことが多いと思います。
このように、何を争い、何を呑めばよいかというような判断をしてもらえるというのも、弁護士に依頼するメリットといえるでしょう。