歯牙補綴にて後遺障害逸失利益を獲得した事例
[事例70]
ご依頼者様
50代男性
(会社員)
保険会社の提示額
ご依頼後
※保険会社から
提示される前の
ご依頼
提示される前の
ご依頼
350
万円
350
万
円
円
獲得!
賠償金 | 提示前→350万円350万円獲得 |
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後遺障害等級 | 後遺障害等級12級 |
症状 | 腰部打撲、右足・右肘擦過創、頚椎捻挫、 外傷性歯牙脱臼、外傷性顎関節症 |
受傷部位 | 顔、下肢、むち打ち |
治療期間/受任時の治療状況 | 10か月/治療終了 |
争点 | 示談交渉 |
解決方法 | 示談交渉 |
過失割合 | 無し |
事故発生状況
Aさんが原動機付自転車にて走行中、対向車線を走行していた普通乗用自動車が右折し、Aさんの走行していた車線に進入し、衝突した事故です。
ご相談いただいた背景
歯牙の後遺障害について、加重障害の認定が出たため、その場合の適正な賠償を求めるべく、ご依頼いただいきました。
結果
歯牙の後遺障害については裁判例上も逸失利益の獲得は難しいところ、本件では、逸失利益以外の項目について請求通りの額での示談をしたうえで、逸失利益についての賠償も獲得することができました。
解決のポイント
~診断書、後遺障害、加重傷害、逸失利益~
まず、診断書などを精査し、認定されている後遺障害について、そもそも加重障害としての認定が妥当かどうかから確認をしました。
そのうえで、障害の程度を踏まえ、逸失利益も含めた損害賠償請求を行ないました。
裁判例上では、歯牙補綴の後遺障害で後遺障害逸失利益が認定されるのは難しいという実情はありますが、裁判実務は裁判実務として、後遺障害逸失利益請求の理屈が全くたたないわけではないのであれば、まずは請求して交渉の材料にすることが、依頼者の利益を守るためには必要なのではないかと感じた案件でした。