被害者請求と事前認定とは？

いずれも後遺障害等級認定を求める場合の申請方法です。
被害者請求は、申請する際に必要な書類を全て被害者側で集め、集めた書類を直接自賠責保険に送付する方法です。
事前認定は、後遺障害診断書のみを被害者側で取得し、取得した後遺障害診断書を加害者側の任意保険会社に送付する方法になります。加害者側の保険会社が、その他の必要書類を収集した上で自賠責保険に申請することになります。
被害者請求は、自分で書類収集を行うので、認定に向け有利な証拠や書面を積極的に集めて提出できるというメリットがありますが、その分手間がかかるというデメリットもあります。
一方、事前認定は自分で集める書類は後遺障害診断書のみで済むので手間は省けますが、加害者側の任意保険会社に書類収集を委ねることになるので、熱心な証拠や書面の収集が期待しにくくなります。